2020年6月追補収載品 ジェネリック医薬品公開第二弾
今回の追補が19日発売と月後半の収載となったことで、GE使用量割合は次月から分母に反映されてしまうし、主要なGEが多く発売されることもあり、関係医療機関様では選定準備する期間が非常に短く、大変苦労していることかと思われます。
さて今回の公開第二弾は、デュタステリド0.5㎎AV製剤(先発品:アボルブカプセル)、セレコキシブ錠(先発品:セレコックス錠)、タダラフィルZA製剤(先発品:ザルティア錠)のラインナップとなります。
【デュタステリド0.5㎎AV製剤(先発品:アボルブカプセル)】デュタステリドを成分とした先発品は現在、”前立腺肥大症””に適応のある「アボルブカプセル0.5㎎」と、”男性型脱毛症”に適応のある薬価未収載の「ザガーロカプセル0.1・0.5㎎」が存在いたします。もちろん一般名に記載されている”AV”はアボルブ(Avolve)から引用されており、「アボルブのGEであり、ザガーロのGEではない」という区別のためとなっております。
【セレコキシブ錠(先発品:セレコックス錠)】COX-2の選択性が高いNSAIDsとして、ナブメトン(先発品名:レリフェン)、エトドラク(先発品名:オステラック・ハイペン)、メロキシカム(先発品名:モービック)が存在し、胃腸障害が少ないという利点があるのはご承知の通りかと思います。セレコキシブは、分子設計の段階からCOX-2をターゲットとして創薬された、世界初のコキシブ系NSAIDsとなっております。
【タダラフィルZA製剤(先発品:ザルティア錠)】タダラフィルを成分とした先発品は現在、”勃起不全治療剤”として薬価未収載の「シアリス錠5・10・20㎎」と、”肺動脈性肺高血圧症”に適応のある「アドシルカ錠20㎎」と、”前立腺肥大症に伴う排尿障害”に適応のある「ザルティア錠2.5・5㎎」が存在いたします。このうちシアリス錠に関しては既に「タダラフィルCI(Cialis=シアリス)」としてGEが発売されております。アドシルカ錠に関しては、最審査の影響でまだGEが発売されていないようです(令和2年6月22時点)。
皆様のお役に立てれば幸いです。
※次回公開予定日は、6月25日(木)となっております。
ジェネリック医薬品比較資料・6月22日(月)掲載:
No.63. デュタステリド0.5mgAV製剤 new
No.64. セレコキシブ錠 new
No.65. タダラフィルZA製剤 new